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BRESS工法

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ブレス工法は油圧ジャッキを装備した自走式門型昇降装置(リフター機)により橋梁等の既設構造物を一括撤去する工法です。

BRESS工法の特徴

■ 工期短縮
床版の撤去時に切断・小割作業や仮受ベントが不要です。 床版と下部工を同時に解体可能です。
■ 環境影響の低減
小割は地上で行うので粉塵・濁水の飛散が少なく、騒音も低減されます。 撤去作業時間が大幅に短縮されるので、周辺環境への影響が少なくなります。
■ 安全・安心
高所作業や玉掛・揚重作業が激減するので、安全・安心な工法です。
■ コストダウン
連続作業が可能なので、延長の長い構造物にコスト効果を発揮します。
■ 空間制限クリア
側道の占有は走行台車が走行できる幅があればよく、側道幅が狭い、または民家が接近しているような場所ではクレーン作業より省スペースです。クレーンのようにブー ムを上方に伸ばさないので、上空制限下でも対応可能です。(高架下、地下空間)
■ 多用途
撤去の他、構造物据付にも使用可能です。油圧ジャッキの組み合わせにより、 1,000t程度までせり上げが可能です。台車の選定により、レール走行、または無軌 道に対応できます。

BRESS(ブレス)工法による床版撤去の手順

STEP 1

床版を、リフター機のメインビームよりワイヤーで吊り下げられたサブビームに固定し、ブームを全伸させます。

STEP 2

リフター機を仮置き場まで自走させ、床版を仮ベントに一旦置きます。

STEP 3

サブビームを吊るワイヤーを長いものに盛替え、再びブームを伸ばして床板を吊り上げます。

STEP 4

リフターを破砕ヤードまで移動させ、ブームを縮めて床版を地上に降ろします。油圧圧砕機等で床版を破砕し、トラック等で搬出します。

施工例

【撤去前】
【施工中】
【工事完了】
施工場所
兵庫県姫路市
橋長
162.5m(16径間)
幅員
12.6m
上部工重量
約160トン(1径間当り)
撤去期間
約3週間
自走式門型昇降装置
(リフター機)
走行台車
施工状況
床版下面吊具
床版上面吊具
(サブビーム)
施工状況