SOLUTION

医療・福祉施設

団塊の世代が75歳以上の後期⾼齢者となる「2025年問題」。介護と医療へのニーズが急速に⾼まっています。
新井組は、建設会社としての豊富な医療福祉施設の建築実績と共にその中で蓄積されたノウハウを活かし、皆様方の施設づくりを通じて、医療・福祉の環境・経営の向上のお役に立ちたいと考えております。

企画から運営までトータルにご提案します。

企画

  • 収支試算・検討
  • 方針策定援助
  • 各種調査
  • 敷地調査
  • 増改築・改修提案
  • 施設構成提案
各種資料
  • 各種資料作成:
  • 協議書、助成金申請、許認可書類
  • パターン分類、収支比較
  • 長期収支試算提案書

設計

  • 医療・福祉行政折衝
  • 助成金申請
  • 融資相談
  • 建築行政折衝
  • 申請手続き
  • 仮設施設計画
各種資料
  • 増改築提案・施設構成提案書
  • 施設構成提案書

工事

  • 開設準備
  • 医療・福祉検査手続
  • 技術提案
  • VE提案
  • 総合打合

運営

  • 備品整備
  • 改修相談
  • 保守・点検

建物のメンテナンスもお任せください。

- 耐震改修 -

■ 建物の耐震性を早く正確に診断します。
建築基準法で定められた耐震基準は、⼤地震後に⾒直され、その都度ハイレベルな基準に改正されています。耐震診断では、建物の新築時がいつの耐震基準によるものなのか、そして震度7クラスの⼤地震が起きたときに耐えられるのか否かを図⾯や現地調査を踏まえて分析し、建物の耐震性能と耐震化の必要性を確認、説得⼒のあるデータで⽰します。なお、現⾏の基準(新耐震基準)以前(1981 年6 ⽉以前)の旧基準によって建てられた建物については、⼀般的に耐震性が低いことが多いので、まずは耐震診断をおすすめします。
■ より安全で安⼼かつ経済的な⼯法や補強個所など、ニーズに対応した最適な耐震改修プランを提案します。
耐震診断によって耐震性能の向上が求められた場合は耐震補強が必要です。建物が安全で快適であり続けるために、建物の⽤途や形状、施設の使⽤状況など、様々な条件を考慮して経済的で的確な補強⼯法や位置など、建物にとって最適な耐震計画をご提案します。

- 設備更新 -

■ 空調や電気などが突然故障する前に、設備の劣化を診断し、設備更新を提案します。建物を使⽤しながらの改修も可能です。
建物は経年とともに⽼朽化や劣化が進⾏します。外壁の変⾊、床の傷み、鉄部のサビなど、建物改修の議論はどうしても⽬につきやすい部分に集中しがちになります。しかし、⾝近にあって気づきにくい給排⽔設備や電気設備こそ確実に⽼朽化し、施設に直接影響を与えます。また、給排⽔や電気だけでなく、空調・換気設備、便器・洗⾯台などの衛⽣器具、消⽕設備、さらにはIT関連設備の新設など、総合的な設備更新を提案します。設備更新⼯事も建物を使いながらの施⼯が可能です。
■ 建物にとって最適な省エネを提案します。
今ご使⽤の建物にとって最適な省エネ計画を提案します。そして、各々の設備機器による省エネ改善だけでなく、お客様の⽬線で建物の運⽤⾯や設備システムなどに配慮した総合的で最も効果的な省エネ計画を提案します。

多⾯的にサポートします。

- 法改正対応 -

■ 将来を視野に、フレキシビリティに富んだ施設を提案します。
2023年までの介護医療院への転換、2025年までの耐震化指導、2025年問題(⾼齢者ピーク)への対応・・・⽬まぐるしく変わる医療⾏政への対応が求められている現在、今の最適解を求めるだけではなく、将来も視野に⼊れたフレキシビリティに富んだ施設を提案します。

- 耐震技術 -

■ オリジナル技術も駆使して、利⽤者に負担をかけない、建物を使いながらの施⼯を実現します。
耐震壁増設や柱の補強など、多様な技術バリエーションと豊富な経験で、施設運営にあった最適な耐震改修を実現します。年代の古い施設においても、最適な技術を適⽤し要求レベルに応じた耐震性と耐久性を確保します。RM耐震補強⼯法「安震ブロック」、SRF⼯法(包帯補強)、ピタコラム⼯法など、ニーズに応じたより安全・安⼼な様々な耐震技術を取り揃えています。⼯事についても、施設運営を考慮し、できるだけ負担の少ない⼯法の選定、⼯区分け・⼯事サイクルをご提案します。

- 移転⽤地 -

■ ⽤地取得前に移転計画を精査し、必要な⽤地を提案します。
⽤地取得以前に事前に移転計画を精査し、場所、⾯積、⽤途、価格など、ニーズに応じた移転⽤地を提案します。ご希望の⼟地と建築基準法等を照らしあわせ、⼤⼿不動産、地元不動産、⾦融機関など新井組ネットワークの情報連携により最適な⼟地を探します。

- 補助⾦制度 -

■ 補助⾦制度を考慮した最適なファイナンス計画を提案します。
⾦融機関へのファイナンス⾯でのマネジメントサービスも⾏っております。種々の補助⾦、⾦融機関等ファイナンスなど計画に最適な提案をします。
⾏政機関や社会福祉医療事業団等との協議や申請資料の作成も⾏います。

様々な施工事例(医療・福祉施設)

■ サービス付き高齢者向け住宅
大阪市内で設計し施工したサービス付き高齢者向け住宅は、介護や医療サービスを併設したバリアフリー構造の高齢者向け賃貸住宅です。工場跡地を有効活用し計画したこの建物は、地上2階建で20室の居室や食堂・談話室を中心とした構成で、ゆったり安心できる空間を計画しました。
敷地の西側の公園と一体となった開放的な風景も感じることができます。
■ 介護老人保健施設と病院を総合設計で
総合設計制度を活用した介護老人保健施設と病院を三重県桑名市で施工しました。
この施設は、介護老人保健施設100床と病院(一般病棟34床、緩和ケア病棟20床)を総合的に計画したもので、緑化、景観、バリアフリー、省エネルギー、自然環境の5項目を柱に総合的に配慮されています。
また、地域のコミュニティ空間となる広場はもともとこの地にあった庭園をモチーフとし、植栽および庭石が配置され、この地の記憶を継承する庭となっています。
■ 新型の特別養護老人ホーム
新型特別養護老人ホームとは、平成15年に「小規模生活単位型特別養護老人ホーム」として位置付けられたもので、居室は全て個室とし、10室程度の個室とリビングを1つのユニットとして、小規模で家庭的な個別ケアを実践することを目的としています。「神戸老人ホーム友愛苑」は、神戸市内では第1号の物件で、建物は敷地の形状を活かして地下が駐車場、1階が共有スペース、2~4階が定員100名の居住スペースで、1フロアに4ユニット(40室)が並びます。13.2㎡(8畳)以上とゆったりとしている個室に、各階の吹抜からウッドデッキの中庭を望める圧迫感を感じさせない設計になっています。ゆったりとしたエントランスホールや開放的なデイサービスルーム、屋上庭園や豊かな植栽等は憩いと交流の場を提供しています。また、各室からの緑豊かな山並みや街並みが眺められる眺望は、まさに癒しの空間そのものとなっています。
■ 認知症高齢者グループホーム
東京都内で施工した建物は、「認知症高齢者グループホーム」を中心とする福祉総合施設で、1階部分は知的障害者の福祉作業所、2階部分は高齢者住宅サービスセンター、3~4階部分が認知症高齢者グループホームという構成になっています。
屋上部分は緑地のある屋上テラスとなっており、認知症高齢者の方々が優しく家庭的な雰囲気の中で生活できるようになっています。
■ リハビリテーション病院
神戸市須磨区で設計・施工したリハビリテーション病院は、回復期リハビリテーション病棟(44床)を中心としたリハビリテーション専門病院です。
開放的なリハビリ室、広々とした廊下、ADL訓練に配慮した食堂、ゆとりのある病室、陽光が降り注ぐ屋上庭園等、良質なケアを提供できる空間として計画しました。
また、訪問看護ステーション、あんしんすこやかセンター等の在宅関連の機能を複合した新しいタイプのリハビリテーション施設として、各方面の注目を集めています。
■ 震災遺児達のケアハウス
芦屋市で施工した震災遺児達のケアハウス「浜風の家」は、木のぬくもりを感じさせるログハウス風の木造2階建てで、アトリエやギャラリー、コンピュータ室なども設けました。
建設にあたっては、社会福祉法人を設立し、多数の文化人、芸能人らが募金を呼びかけた一環で、奈良県十津川村から大量の杉が無償で運ばれてきました。
それらを適度に乾燥させ、木の特性を活かしながら丹念な加工・組み立てをしていきました。
■ 用途変換で企業の多角化経営を実現
企業の所有する旧独身寮をデイサービスセンターへコンバージョンしました。
床は全面車椅子対応のフローリングにし、廊下には手摺をつけました。
築37年で2階床はデイサービスセンターとしての設計基準強度に満たないため閉鎖しました。
その分、1階に多目的ホール、エントランス、屋根付きの車寄せを増築したことで、介護する側、される側にも快適で温かみのある空間が完成しました。
■ オーナーが変わり、コンバージョンへ
企業の独身寮から人工透析を主とする内科へのコンバージョンを設計施工で手掛けました。
築12年の外壁はさわらず内部のみ全面リニューアルし、RC造3階30室の建物は間仕切り壁を撤去して大部屋の透析室に一新しました。