TECHNOLOGY

ASOFR アソフル/オール鉄骨アウトフレーム工法

ASOFRの概要

ASOFR（オール鉄⾻アウトフレーム）⼯法は、補強フレームと既存建物との接合に鉄⾻⽔平ブレースを⽤いたオール鉄⾻の外付けフレームによる耐震補強⼯法です。
外付け補強フレームによる耐震補強は、従来工法では補強フレームと既存建物との構造の一体化をあと打ちＲＣスラブの増設による水平接合で行っているところを、ASOFR工法ではブレース付きの鉄骨水平ブレースを用いた水平接合とすることで、耐震補強の架構部材を全て鉄骨とするオール鉄骨アウトフレームで構成し、補強構面の軽量化と耐震補強工事の効率化を実現しています。ASOFR工法は、補強架構が全て鉄骨となるためユニット化施工が可能となり、補強架構も軽量コンパクトで新たな杭基礎が不要な耐震補強工法として、特許を取得しています。

ASOFRの特徴

ASOFR工法は、耐震補強工事に付随する工種･工数・ボリュームが大幅に削減され、工期短縮・高品質・生産性向上・コスト削減・環境負荷低減を実現します。

1.杭工事・土工事・基礎躯体工事の削減
補強架構が軽量コンパクトなので既存の杭基礎を利用可能となり、補強架構を支える新設の杭・基礎梁・あと打ち基礎スラブが不要で、その結果、杭工事、土工事、鉄筋型枠コンクリート工事が削減されます。
2.架構の主体となる工種の削減
補強架構が、既存建物との水平接合部材も含めて全て鉄骨のみとなるため、従来工法の水平接合には不可欠だったあと打ちＲＣスラブの増設が不要となり、その結果、上部補強躯体工事から鉄筋･型枠･コンクリート工事が削減されます。
3.補強フレームのユニット化による施工の高効率化
補強架構の構成部材が全て鉄骨であるため、補強工事のユニット化施工が可能となり、現場作業の削減と省力化により施工の高効率化が実現します。
4.既存手摺の先行撤去工事及び新設手摺の復旧工事の省略
あと打ち在来ＲＣスラブの増設をなくすことで、増設の場合に必要不可欠であった既存手摺の先行撤去工事を省略することができ、コンクリートがらや手摺金属くずなどの廃棄物の発生を大きく抑えることができます。また、既存手摺を撤去しないので、その後の新設手摺の復旧工事も不要となります。
5.耐震補強工事中の周辺環境への大幅な影響低減
耐震補強のための新たな杭基礎、あと打ちRCスラブ、さらには既存手摺の解体撤去・復旧が不要となるため、その結果、杭工事、土工事、解体工事、鉄筋型枠コンクリート工事が削減され、工事に伴う振動・騒音・粉塵や工事廃棄物の発生および工事車両運行による安全影響が大幅に低減されます。

ASOFRのメリット

■ 工期短縮
杭を新設する必要がありません。既存建物との接合において長時間を要する在来RCスラブ築造は不要です。
■ コスト削減
耐震補強に関連する工事量を大幅に低減できます。（杭・基礎・RCスラブ・バルコニー手摺etc）
■ 省力化工法
補強フレームのユニット化施工が可能です。工事の省力化・時間短縮が行えます。
■ 住民の負担軽減
バルコニー内の工事量が削減され、バルコニーの使用制限をお願いする期間を短縮することができます。
■ SDGs貢献
鉄骨のみのスリムな架構で、資材・廃材・稼働重機を削減して極力環境負荷を低減し、工事期間中も良好な生活環境の持続を第一で考えます。

-特許取得-

特許を取得しました。

ASOFR工法協会の設立準備中・・・