工事部
この4月で入社2年目になりますが、1番印象に残っているのは入社後の3ヵ月間です。初めての一人暮しでなれない上、初めての現場ではわからないことばかり。職人さんも年上の方ばかりで毎日とても緊張していました。それでもなんとか乗り越えられたのは、所長や先輩方が親身になって相談に乗ってくださったり、職人さんたちが仕事をていねいに教えてくださったおかげです。特に所長は日々の業務のなかで、私のことをよく見てくださっていて、それが大きな安心感につながりました。今は福岡の現場でUR都市機構の団地解体の工事現場にいますが、一人暮らしにも現場にも慣れてきました。職人さんとも仕事の話ができるようになり、少しは成長したかなと思います。
工事の現場で働きたいと思ったのは、高校で様々な現場を見学し、女性が活躍している姿に憧れたのがきっかけです。新井組はインターンシップに参加し、5日間、大阪市内の防潮堤防改築の現場を体験。社員の皆さんがやさしく話をしてくださったのが印象的でした。入社して初めての現場は、兵庫県西宮市内の防潮堤地盤改良工事。安全管理の業務を任され、職人さんとコミュニケーションを取るよう心掛けました。現場ではちょっとした体調不良が怪我につながります。世間話でもいいから毎日話しかけることで、「いつもと違うな」と健康状態がわかるようになる。安全管理の重要性を肌で感じた現場でした。この仕事の魅力は、工事の最初から最後まで関わることによって、構築物が完成すること。地盤改良の現場は地上に大きな構造物ができるということがありませんが、完成が近づくにつれて職人さんたちの姿が少なくなっていく様子に、「ああ、もうすぐ終わるんだな」と達成感を感じました。
私は入社後の面談で、積極的に話すことや自分の気持ちを言葉にすることが苦手なことに気づかされました。そこで、「積極的に発言する」ことを目標として、作業所での勤務をスタートすることに。明確な目標ができたことで行動しやすくなり、毎朝の朝礼などでも少しずつ発言できるようになってきました。新井組は技術面だけでなく、メンタル面も成長させてくれる会社だと思います。また、アットホームな社風で、先輩方がいつもニコニコ笑顔で接してくださるのでホッとします。特に女性の先輩の存在は心強く、相談したい時はLINEや電話ですぐに連絡を取るようにしています。昨年は2級土木施工管理技士の学科試験を受験。社内の勉強会に参加したり、自分なりに勉強時間を工夫して無事に合格できました。実務経験などの受験資格ができたら2級の実地試験をクリアし、1級を目指します。そして現場では一つずつ課題をクリアして、自分のできることを増やしていきたいと思います。
森 仁美Hitomi Mori
本社/土木工事部/2019年入社