立花寮
当社の社員寮では、再生可能エネルギーの活用や健康的な居住環境づくりなど、サステナブル社会の実現に向けて、様々な新規技術を活用し取り組んでいます。
01 換気機能付きエアコン
~「換気」と「空調」の両立~
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、改めて注目された「換気」と地球温暖化による夏季平均気温の上昇が原因の「酷暑」、この二つの問題に対応するため、「換気機能付きエアコン」を全室に実装しました。快適な室内温度を持続しつつ、新鮮な空気を外部から取り入れることにより、より快適で健康的な室内環境を実現します。


02 サーカディアンリズム照明
~人間の健康に深く関わる「光」~
朝起きて朝日を浴び、夜寝る前は落ち着いた光の中で過ごす。これだけで、健康的な生体リズムを作ることができると言われています。健康的な生体リズムは、心と身体の健康に欠かせない要素の一つです。明るい昼光色~暖かな電球色まで調光・調色ができる照明器具を実装することで、自分の生活スタイルに合わせた光環境をつくります。


03 HEMS(home energy management system)
~日本政府が進める全世帯への「HEMS」の普及~
世界的な課題となっているエネルギー問題。HEMSとは、家庭内の電気機器の使用状況を把握し、エネルギーを最適化する管理システムのことです。HEMSを照明器具、エアコンに連動することにより、消費エネルギーの見える化を実現。居住者のエネルギー問題に対する意識も変わります。専用アプリからスマートフォンと照明やエアコンを連動させれば、外出時の照明の消し忘れ対策や、帰宅前に外からエアコンを起動することが可能です。




04 潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズ)
~エネルギーを「効率的に使う」~
従来のガス給湯器では捨てられていた、排気熱を利用してお湯を沸かすことでエネルギー効率を向上させ、ガス使用量、CO2排出量を削減します。全住戸に潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズ)を実装することで、省エネ+ランニングコストの削減にも寄与。効率よく快適にお湯を使いながら、地球温暖化防止にも貢献します。




05 太陽光発電設備
~クリーンなエネルギーを創る~
共用部の電力消費に、屋上の太陽光発電によるエネルギーを使用することで、地球温暖化防止に貢献します。また、1階エントランスには太陽光発電量を掲示。見える化することで、居住者の省エネ意識を向上させます。さらに、昼間使わなかった太陽光発電エネルギーは売電することで、地域社会の再生可能エネルギー普及の一助となることを目指しています。




06 BIM・CIM活用
~「BIM/CIM活用による品質・生産性向上、業務の効率化」~
BIM/CIMモデルを建築設計から導入し、その後の施工・維持管理の情報連携に活用しています。設計段階では設計成果の可視化による設計ミス防止、鉄筋コンクリート構造物の鉄筋干渉回避、設備配管と躯体や仕上げとの干渉チェックに活用しています。施工段階では合理的な仮設計画の立案、施工手順のチェック、維持管理への配慮等に活用しており、設計から施工および維持管理まで、一貫した品質・生産性の向上、業務の効率化を目指しています。


07 New-EAGLE工法の採用
拡底率(有効底面積/軸部断面積)が従来の杭より大きな値を採用することができるため、従来の杭支持力より大きな先端支持力を確保することができます。また、拡底部の傾斜角も大きな傾斜角が採用できるため、軸部のスリム化によりコンクリート使用量、セメント使用量の削減、ひいてはCO2排出量を削減することができます。
※1tのセメントをつくる時にCO2は約770kg排出されます。1㎥のコンクリートには約350kgのセメントが使用されます。つまり、コンクリート1㎥あたり約270kgのCO2が排出されることになります。




08 4週8閉所
~「働き方改革」への取り組み~
働き方改革の一環として、当社では作業所を4週8閉所のモデル現場として取り組んでいます。この取り組みにより、完全週休2日の達成および労働時間が短縮されることで、従業員の健康状態を維持し、生産性を向上します。また、BIMをはじめICTの積極的な活用により、業務の効率化を目指しています。



09 若手教育の場として活用・インターンシップの受け入れ
~人財の育成~
建設業界では、若手入職者の減少と高齢化による人手不足が見込まれており、次世代の担い手確保が喫緊の課題です。当作業所では、若手教育の場として活用したり、インターンシップを積極的に行ったりすることで、建設業の役割と魅力、技術力の伝承など人財育成に取り組んでいます。

