工事部
中日本高速道路様発注である神奈川県の「西湘バイパス西湘早川他2橋耐震補強工事」を担当しています。地震等の災害時でも緊急車両が支援物資などを運べるよう、橋梁の耐震性を高めることが目的の工事です。橋脚に炭素繊維シートを巻き靭性を高める炭素繊維巻立工、落橋防止装置構造工、RC巻立て工など、様々な工法があり、私は品質、工程、安全面など施工の管理を行っています。その他にも、役所や他工事との調整や打合せ、漁港関係者や近隣住民の皆さんへの対応なども重要な仕事です。施工管理の仕事の魅力は、様々な人と関われること。一つの工事を竣工させるためには多くの人の協力が不可欠です。ときには協力業者の方々と行き違いが生じてしまったり、近隣住民の方からご意見が寄せられたりと、難しいこともありますが、工事が完成したときには皆で達成感を分かち合い、充実感が得られます。近隣の方々から「すごいのができたね。」「きれいになった。ありがとう、お疲れ様。」といった声をいただくと、頑張ってよかったという気持ちになります。

国土交通省の工事での工事成績評点が近畿・関東地整でトップクラス、ということに惹かれて新井組に入社しました。国土交通省の優良工事企業に毎年認定されていますし、優良工事表彰を多くの現場で受賞するなど、入社後も新井組の技術力の高さを実感。社員の豊富な知識、お客様への丁寧な対応、「すぐやります」という謙虚な姿勢が、発注者からの評価が高い理由だと感じています。新井組に入社してよかったと感じるのは、若手の話をよく聞いてくれるという点です。直属の上司とは別にメンターとして担当の上司がついており、年に1度の面談や日頃のコミュニケーションの中で、仕事やキャリアの相談ができ、心強い存在になっています。また、社員数が多すぎないことも魅力です。現在、土木工事部の技術系社員は100人程度ですが、入社5年目にもなると、ほぼ全員の名前や顔、仕事のやり方等が分かるので、初めての仕事でもスムーズに運びます。社員数が多すぎると、まずは社員間の関係構築に時間がかかるのではないでしょうか。

4年目のときに、入社してからの目標としていた1級土木施工管理技士の資格を最短で取得することができました。監理技術者としてひとつの現場を任せられること、そして所長としてひとつの現場を竣工させることが今の目標です。また、入社5年目となり後輩社員も増えました。それぞれが充実感や幸福感を得られるような現場にしていきたいと考えています。
現在従事している西湘バイパスの補強工事は、道路交通網を強くすることで地震や津波などの災害から人々の暮らしを守るという目的があります。つまり、私たちの仕事は、人々の安心・安全・便利に直結しているということです。「人の命を守る」という使命感を持って、これからも取り組んでいきたいと思います。
川原田 魁Kai Kawaharada
東京支店/土木工事部/2018年入社