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PRISM:新井組補強土工法 -特許取得- -NETIS登録-

PRISM:新井組補強土工法 PRISMは、盛土層の各層間に格子状の水平補強材(ジオテキスタイル)を配し、緊張材でプレストレスを加えることに よって盛土層の剛性を高め、堰堤や橋台を土で構築する荷重導入補強土工法です。
 現場発生土の利用やコスト低減に加え、施工後数ヵ月で表面が緑化し、周辺環境にとけ込みます。

【PRISMの概要とメカニズム】
 PRISMの要点は、緊張材を用いて盛土層全体にプレストレスを加えることにあります。
 プレストレスによって、盛土層の層間に敷設した格子状のジオテキスタイルと一体化させて盛土層全体の剛性を高め、疑似躯体を構築します。
 PRISMの構成とメカニズムは、以下のとおりです。

PRISMの概要
盛土層全体にプレロードをかける。
プレロードの一部を除荷し、緊張材端部を上下反力板に定着する。
除荷後に残存する盛土の圧縮力と緊張材の張力が、プレストレス荷重として釣り合う。
緊張材の張力を安定させ、補強土構造物の変形に伴う緊張力の減少に対処するため、緊張材頭部に締着具を設置する。
PRISMは、新井組オリジナルの特許工法です。

【PRISMの特徴】
 PRISMの基本は、「低価格」と「環境負荷の軽減」です。特徴は以下のとおりです。
PRISMの構成とメカニズム
PRISMは土構造物です。コンクリート構造物と異なり、良好な透水性を有します。
地盤の変形への追随性が高いので致命的な破壊に至ることがなく、優れた耐震性を発揮します。
主体構造は盛土によって構築されますので、自然とよく調和して環境にやさしく、撤去後の再利用も簡単です。
施工法は一般の盛土工と同様で、特殊技術を必要としません。さらに、薄層多重工法によってジオテキスタイルを一定間隔で敷設しますので、盛土の確実な層厚管理が出来ます。
主材料は土や砕石ですので、材料費、施工費ともに低コストです。

【PRISMの効果】
PRISMには、5つの効果があります。
プレロードの効果 弾性変形が主となり、残留沈下が減少します。
プレストレスの効果 水平剛性が向上して水平変位を拘束し、水平力に対する抵抗力が増大します。
緊張材の効果 PRISM構造体に作用する鉛直荷重の一部を緊張材が負担しますので、盛土部への作用荷重が緩和されます。
ジオテキスタイルの効果 ジオテキスタイルによる盛土層の水平拘束により、PRISM構造体の剛性と安定性が向上します。
締着具の効果 緊張材に導入した張力を適切に維持することによって、PRISM構造体の破壊を防止するとともに、安定性を高めます。
     
プレストレスによるPRISM構造体内の鉛直応力分布PRISM構造体のせん断強度

【PRISMの適用例】
PRISMの適用例
 
鉛直荷重導入補強土工法には、東京大学と(財)鉄道総合技術研究所が開発したRPR工法を発展させ、東京大学が中心となって開発を進めているPL・PS工法があります。新井組は、独自の特許工法との関係で、1999年からPL・PS工法の共同開発に参加しています。

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