昔のレンガ積み基礎の一部を削り、新しく鉄筋コンクリートのL型基礎をプラスして頑丈な土台を築造。新しく厚さ15センチの鉄筋コンクリートの壁にドッキングして強度をつけました。
ハンマー・ビーム・トラスと呼ばれる大きなアーチ型の梁を組んで、屋根を支えています。
瓦は昔のレンガの色に合わせて何回も試験焼きを繰り返しました。
屋根の骨組みを新たに築き、昔と同じような日本瓦を葺いていきました。
数種類の瓦をまぜて、古い感じを出しました。
明治37年、関西学院のチャペルとして建てられた由緒ある建築。歴史を感じるレンガ造りの外観をそのまま残してギャラリーに変貌させ、市民に開放するリニューアルに取り組みました。改修工事にあたっては、旧チャペルの復元と市民ギャラリーとしての機能整備の両立調和を狙いました。 外壁は既存のレンガに新しく鉄筋コンクリートでL型基礎をプラスして丈夫な土台を築造。 屋根の骨組みや窓枠、ぶどう模様の窓ガラス、塔上の飾りなどは、昔の写真をたよりに細部まで細かい工夫を施しました。